「イメージにひっぱられる」コーチングの凄いところとは?
目次
「最初に自分がおもっていた高いゴールより、はるかに高いゴールを達成してしまう」
ということが、よくおこることなんじゃないかなと思う。
どうやって、そんなことをおこしていくのか?というと、相手の頭の中に
「イメージをつくっていく」
ことで だんだんそのイメージに現実が引っ張られていく。
これの科学的根拠って、正直 よくわからないんだけど 経験的にそうなる確率がとても高い。
「思考は現実化する」
「願いはかなう」
「想像したことが起こりやすい」
こういうトンデモ話を、そのまま信じる人はいないだろうけど 「イメージにひっぱられている」 という状態を別の表現であらわしているといえば 少しわからないでもない。
イメージにひっぱられる
考えてみれば「イメージにひっぱられている」ということって グルメ番組をみて食べたくなる、人気タレントの服や髪型を真似たくなる なんてことと同じだよね。
「あぁ これいいなー」っておもう気持ちが 実際にグルメ店へ行列させたり、タレントの服や髪型が流行になったりする。
実際の行動を生み出しているわけだから、「イメージにひっぱられる」ことは、僕らの世界ではふつうに起きていることだといっていい。
要するに自分で自分のためのコマーシャルをつくっているようなもんなんだね。そう考えると、わりと納得がいくな。
自分で自分のためのコマーシャルをつくっているようなもんだから、行動が自発的におきやすい。
なので、外から見ると、自発的行動が促進されているようにみえる。
これが コーチングで「モチベーションがあがる」という状態なんだとおもう。
だから、直接モチベーションをあげる何かをやっているわけではなくて、イメージをつくると そのイメージにひっぱられるので 結果的にコーチングでモチベーションをあげたように見えるんだとおもうな。
少なくとも 僕はコーチングで直接モチベーションをあげるよう話をしたことはない。(逆はある、笑)
むしろ 直接的な 励ましや、褒めること、勇気づけたりすることが 行動のドライブになっているとすれば コーチングそのものが、あまりうまくいってないのかもしれない。
(励ます、褒める、勇気づける、などをすることがダメといっているわけではありません。念のため)
五感を刺激するイメージをつくる
イメージは人によって様々で、映像が中心だったり 言葉や会話がしっくりくる人もいれば、音や味、身体の触感などのほうが より臨場感を感じる人もいる。
たいていは これらが総合的に混じりあったものなので 映像だけとか言葉だけとかを コーチングであつかうことはしない。
それが よりリアルで、ありありとした臨場感があればあるほど 行動したくなってしまう。
注意しないといけないのは、その人の殻のような固定された思考や、対話しているその時間でしか思いつかないことなどより もっと超えたイメージをつくることをコーチは考えないといけない。
その人が思いつくことだけで、コーチングを終わらせるのであれば たいした効果がでないよ。
イメージの器、みたいなものって最初は本人のアタマの中だけだからとても小さな器なんだよね。
それを話していくうちに広げていく。
そうやってると 最初に自分でかんがえたよりも、もっと高いゴールが設定されてしまうんだよね。
うーん…このあたりは 長くなりそうなので また別の機会に話すね。
「イメージ=ビジョン」
この「イメージ」のことをビジョンといってもいいし コーチングセッションの成果物だといってもいい。
コーチングセッションは自由だから、何を話してもいんだけど 基本的にはセッションの成果物はこの「イメージ=ビジョン」といっていいとおもう。
そして、コーチングの成果はリアルの世界の成果であるわけで、そこから考えると いかにリアルでありありとしたイメージを創らせることができるのか?が コーチの腕(=コーチングスキル)といえるとおもう。
そう考えると、コーチングスキルとは?といったときに 傾聴、質問、フィードバック…というかんじのものは ずいぶん細かい部分だよってことがわかるよね。
自分のイメージをもりあげる素材をたくさん集めましょう。
まずは、そこが第1歩ですね。
と、いうことで また次回!
関連記事
-
正しい給料の決め方
ふと、気づくと もう11月が終わり…ってか、今年が終わってしまう。 ブログも更新 …
-
人の行動を自発的に変える…?
僕はずっと、一貫してコーチングで話をしているのは、 「意識を変えるのではなくて、 …
-
「例えば、こんな話を聞いたことはないだろうか?、それは…」
目次 コミュニケーションにおいて、「ボキャブラリー」というのはとても大切なキーワ …
-
もう職場で「叱る」ことはできない
目次 Photo by Edu Lauton on Unsplash 今年のはや …
-
恒例で、2018年を振り返ってみたよ
目次 さて、振り返りましょうよ、今年を。 今日は大晦日ですけど、夕方のこの時間、 …
-
「ナースときどき女子」のあなたへ
目次 僕のセミナーなんかに出た人はよく知っているとおもうんだけど、僕のクライアン …
-
HELLO! 2019年 今年は「届ける」1年にします
目次 2019年、はじまりましたね。 あけましておめでとうございます。 本年もど …
-
「名刺をもたない人」の話
最近、ブログ更新が滞っているので、ちょっと更新頻度をあげようかな…と おもってま …
-
幸せについて、考えてみた
目次 3月のラジオのテーマは「幸せはどこからくる?自己啓発とかぜん …
-
もう、「PDCA」は終了しましょう
目次 なんだか、気がついたら更新頻度が、とても落ちてますねぇ。 もう少し 頻繁に …
- PREV
- ゆっくり完走しました「2016年NAHAマラソン」
- NEXT
- カントをめぐる、ささやかな散歩
コメントはこちらから