結局のところ「生産性向上」に行きついてしまう
目次
去年の後半ぐらいから、たまたまなのか そうでないのかわからないけど とにかく僕のクライアント企業さんの中で 共通の大きな課題になってきていることがあるんだよね。
それは 一言でいうと 「生産性向上」あるいは「タイムマネジメントの向上」みたいなかんじ。
そういう 「もっと うまく今の組織を活性化、効率化できないか?」 って話しが すごくホットになってきている。
実態として 目指している目標とか、あらわれている現象はいろいろなんだよね。
たとえば 「女性管理職をふやす」とか「残業時間の削減」、「新人の早期戦力化」あるいは「ワークライフバランスの向上」とか なんだよね。
でも やるアクションは同じで 要するに「生産性向上」が、まず大きな課題になるんだよね。
目指している目標はさまざまでも、いきつくところは同じってことだね。
外からみれば、違いがよくわかる
実は僕はもともと、超ハードワーカーで 長時間労働=高い成果 みたいにおもっていたし 「生産性高く、長時間労働すれば それがいちばん成果でるやろ」みたいに思っていたんだよね。
たぶん 理論的には間違いじゃないのかもしれないけど 現実的にはそういうことは まずほとんどおこらない。
データはもってないけど 長時間労働が常態化している職場は、かならず生産性が低く、そもそも「生産性を向上する」という概念がなかったり(少ないじゃなくて!)ってことが いくつか企業をみてて とても実感したんだよね。
これは とりくんでいるところと、とりくんでいないところでは 雲泥の差があるよ。
内部の人は気づいていないケースが多いんだけど、同じ業界や職種なんかでも 生産性に大きく差があるよ。
そして それは 間違いなく顧客に伝わっているよ。
内部にいると、あんまりわからないかもしれないけど、他社をみれば一目瞭然なんだよね。
ゴールは「アウトプットの最大化」
もちろん 方法はいろいろあるとおもう。
でも、ひとつ 押さえておかないといけないのは、「ゴールは、アウトプットの最大化」とする必要があるってことだよ。
よく間違えるのが、「ゴールは、人数の削減」とすると、たいていは失敗するみたいだね。
一時的には ある程度成果がでても、何年かかけて 元に戻ったりして 巧妙に「リバウンド」するんだよね。
かんがえてみれば、あたりまえの話で、社員やスタッフが頑張って効率をあげればあげるほど、人数が減るのであれば 効率あげるモチベーションがわかないよね。
でも、意外と「ゴールは何か?」が 決まってないケースがおおいんだよね。
それで、「ゴールを決めましょう」って話しになると、「昨年と比較して、XX人削減する」みたいな目標がでてきたりするんだよね。
そうでなくて、今のアウトプットが100なら、同じ人数で120のアウトプットをだすにはどうしたらいいか? が正しい問いのたてかただよね。
だから、同じ人数で もっと多いアウトプットをだすことをゴールにする必要があるよね。
考えるのも、実行するのも「現場」
もうひとつ おさえておくポイントは、この生産性向上のとりくみは、スタッフが中心となって取り組む必要があるよ。
いわゆる「上がかんがえて、こうしろといわれた」というやり方では、なかなかうまくいかない。
どうしても現場から よいかんがえやアイディアがでてこない場合は 上司や先輩が考えてもいいんだけど 検証や導入するかどうかは 現場やスタッフが 主になってやる必要があるよ。
プレイヤーである、現場の人がかんがえることに、意味があって これは現場に「自己決定感」をもってもらうためだよ。
活性化するには、自分たちで決めて実行するってプロセスが必要で、それが生産性向上のドライブになるんだよね。
この「自己決定感」ってのは、モチベーションのキーワードだよ。
結局のところ、職場で人材育成のとりくみっていうのは、「生産性の向上」に結びついてくるし、その大きなポイントは
1 ゴールはアウトプットの最大化
2 考えるのも、実行するのも 現場中心
という シンプルな話になるってことだね。
シンプルなんだけど、ここにちゃんとつながっているのかどうか 検証してみる必要があるかもね。
と、いうことで また次回!
関連記事
-
タイムマネジメントの敗因はたったひとつだった!
目次 ちょっとしたことなんだけど、わりと知られてないことなので、メモ的に話してみ …
-
実は、僕こそが「秒速で億を稼ぐ男」だったのだ
目次 いわゆる、一般的にいわれる「サービス」っていうのは 「ていねいな応対」「親 …
-
仕事は公平にやる必要ない
目次 少し以前に、まだクライアントとして、関わりはじめた企業さんでの話。 その会 …
-
記録!記録!記録!
目次 ふと気づいたんだけど、僕は自分自身のあらゆる記録をとっていて …
-
OJTの3つの原則
目次 OJTの3つの原則とは? Photo by Nik MacMillan o …
-
2017年 僕の目標はこの3つです
目次 あけましておめでとうございます! あけましておめでとうございます。 今年も …
-
もう、「PDCA」は終了しましょう
目次 なんだか、気がついたら更新頻度が、とても落ちてますねぇ。 もう少し 頻繁に …
- PREV
- あけましておめでとうございます。
- NEXT
- もう、「PDCA」は終了しましょう
コメントはこちらから