新人の定着率を上げる方法
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先日、「新入社員を指導する人」を対象に、指導のしかたについてセミナーをやったんだけど、あとで結構 問いあわせとかあったので、そのことについてちょっと話してみたい。
関心が高い内容だったんだとおもうけど、その中で
「離職率が高いので、社員が定着するようにしたい」
とか
「募集しても人がなかなか集まらないんだけど、どうやったら人が集まるのか?」
みたいな話があって そういう相談にのってたんだけど、こういう話の共通点みたいなものがあるって気づいたんだよね。
それは、「何かひとつの施策を施せば、定着率があがったり、人が集まったりする」というふうに考えているってことだよ。
「これだけでOK!」なんてものはない(当たり前である)
これは ちょっと考えればわかることなんだけど、例えば お客さんのことをかんがえるといいとおもう。
定着率があがるとか、リピート客やお得意様が増えるとかと同じで、募集で人が集まるのは、新規客や見込み客が増えるっていうのと同じだよね?
リピート客や新規見込み客を増やすのに 「これだけやればOK!」なんて方法はないので、同じように 定着率とか募集とかで、これさえやれば大丈夫なんて方法はないに決まっている。
でも、そういう方法ってあるのかなーとか思うのは、まさに「なんとかマーケティング」みたいな ちょっとやればうまくいく的なことと同じ匂いがするよね。
そんなものはない。
どうやったらいいのだろうか?
募集や定着率を上げていくというのは、本当にマーケティングと同じようなもので、「点でなく線で考える」「方法でなくプロセスを磨く」ということなんだよね。
リクルーティングには以下のプロセスがある。
①募集
②面接
③採用、オリエンテーション
④指導、教育
⑤キャリア構築
で、それぞれの項目に、ポイントがあって それに磨きをかけていく。
それが 結果として 定着率アップにつながったり、魅力ある人材募集につながったりするんだよね。
これは、本当にマーケティングと同じで、それぞれの項目のユーザビリティや差別化、個性化みたいなものに磨きをかけていく。
実際、お客さんに対するアピールと同じようなアプローチをとるので、業績があがったりもするよ。
自分の会社の売りとか、メリットとかが明確になるわけだから、営業や広告が独自化するのもうなずけるよね。
逆に、マーケティングと違うところは、
①人数が限られること
②「コスト」としての性格がより強くなること
③たいていの場合、思ったより時間がかかること
などがあるよ。
つまり、リクルーティングに本腰を入れるということは、わりとお金も時間もかかるわけで 場合によっては 大きな決断にもなるってことだね。
けっこう、大きな仕事(まぁ、これも当然だが…)
だから、これって 経営陣や部門長が、誰か担当者にまかせて、「おい、うまくやっとけよ」ってレベルの話じゃないよ。
少なくとも 職場レベル、部門レベルでとりくむべきボリュームのプロジェクトだよ。
大きく お金もからむ問題だからね。
まぁ そうはいっても、コツみたいなものもあるわけで そのあたりは また次回に話しするね。
では、また次回!
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