ほんの少しの「質問」の違い
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問いかけ… 質問っていうのは とても大事で しかもデリケートなものなんだよね。
同じような 意味合いでも ほんの少しの言葉の違いで、質問された人の答えが ぜんぜん変わってくる。
「どうしたら~?」と「どのようにすれば~?」の違い
たとえば、
「どうしたら、残業が減らせるだろうか?」
と、質問されるのと
「どのようにすれば、残業が減らせるだろうか?」
って 聞かれるのと 違いがわかるだろうか?
これは 実際にこたえてみると、わかるんだけど 前者の 「どうしたら~」って聞かれると 深くかんがえこんでしまって 迷宮に入ってでてこれなくなったりする。
後者の「どのようにすれば~」って聞かれると… まぁ こっちも深くかんがえこんでしまうには、変わりないんだけど
「こういう方法はあるんじゃないかな?」
「なんか、うまくいっているケースって参考にならないかな?」
「そもそも、なんで残業が発生しているのか、原因はなんだっけ?」
の、ような いきなり解決はできなくても、次に何かやれたり、考えたりすることを 思いつく感じがする。
そのおかげで 結果的にアクティブになって ひょんなことから解決策がころがってきたりすることがあったりする。
わからないのは何か?ニュアンスの違い
これは 前者「どうすれば~」という質問と、「どのようにすれば~」っていう質問が ほとんどおなじようにみえるけど 実はぜんぜん違う質問だから…なんだよね。
ピンとこない?
じゃ 2つとも 「自分が… いいかわからない」ってつけ加えると 両者の違いが鮮明になるよ。
「自分が どうしたらいいか、わからない」
これだと まるで まったくわけがわからず途方に暮れている感じがするよね?
一方
「自分が どのようにすればいいか、わからない」
こうすると わからないのは「何をしたらいいのか?」「誰に聞いたらいいのか?」「どんな道具が必要なのか?」、、、のような 次の行動がわからない って感じがするよね。
これは 質問をするときの、「前提条件」が違っていて 「どうすれば~?」っ聞いた場合には 広く世の中で何か方法をさがしてみればどうですか?ってニュアンスがあったり 「どのようにすれば~?」っていうのは やや狭く 次に何をしたらいいのかわかります? ってニュアンスが含まれるんだよね。
どちらがいいとか悪いとかいうわけではない。
この2つの質問は どちらの質問がいいとか、悪いとかじゃないよ。 ほんのちょっとした細かいところで ぜんぜん違う質問になるって例なんだよね。
なので もし なかなか問いかけの答えが、かえってこなかったりした場合には ちょっと質問を ほんの少し変化させる必要がある。
こういうのは コーチングの書籍とかスクールなんかで、大まかにしかやらないので なかなかセンスが磨きにくい。
なので 自分の質問のニュアンスや「前提条件」に気を配る必要があるよね。
と、いうことで また次回!
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