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「少しの恐怖」を職場にとりいれるべきである

   

たとえば 僕たちがランチを外で食べようとおもったとき、どんな理由で選ぶだろうか?

いろいろな理由があるだろうけど、もっとも考えられるのは 「何が食べたいかな?」というわりと原始的な欲求だとおもう。

つまり、選択は合理的にされているのではなくて、比較的、感情にまかせておこなわれているってことだよね。

これは、購買っていう歴とした経済活動が、感情や欲求というものでおこなわれているという紛れもない事実だよね。

 

しかし、そのビジネスにおいて「感情」や「欲求」をミーティングや意志決定の場であつかうのは極めて難しい。

ミーティングで話し合うときに「なんか、嫌だから反対」とか意志決定のときに「この会社はわりと好きだから買収しよう」とかそういうことにはならない。

これは、なかなかに難しい課題なんだよね。

 

コーチングの面白いところは「感情」をあつかうこと

コーチングの面白いところは、「感情」をビジネスの場にうまく持ち込むことに成功したところなんじゃないかな。

なんか、ビジネスごりごり脳のおっさんが、コーチング研修なんかを一生懸命うけても 一向に上達しないのは、そもそもコーチングが「感情」や「欲求」をあつかうものだと、ぜんぜん理解できないからだ。

すぐに「あ、目標はそれなんですね。じゃ、どうしたらいいと思いますか?」みたいな、感情抜きのリクツのやりとりに終始してしまう。

それは コーチングでもなんでもなくて ただやんわりと説得しているだけになっている。

いや 大抵の人はうまいことやんわりと説得する方法を知りたかったりするしね。

そんなこと自分がやられたら嫌じゃない。なら、人にそんなことをしたら嫌がられるに決まってるじゃないの。だいたい、そういう人の嫌がる…

とか、いいはじめると話がそれるので、戻す。

 

 

気持ち的に、なーーんかうまくいかないんだよねーーってときは、要するに、「やりたくない」とか「面白くない」とか、そういう「感情」「欲求」がうまくマッチしていないときにおこるわけで、それをあつかわないといくら理屈をこねくり回していてもどうしょうもない。

「やりたくない」「面白くない」という気持ちをあつかって それをどうするか?ということを考えるのが、こんなときのコーチングのポイントだ。

だから、こういう感情的なやりとりを ビジネスの場でうまく使えるようにしたのはコーチングっていうものの成果なんじゃないかなとおもう。

 

「恐怖」について

そんな中で、ビジネスの場であつかう「感情」の大部分が実は「恐怖」なんだよね。

つまり 「怖いからやらない」「恐怖があるからいわない」なんてことが、たいていはビジネスの場で中心になっている問題だったりする。

とくに組織、集団なんかが硬直状態になっているときって、ほぼ必ず「恐怖」って空気が蔓延している。

 

・こんなことを発言したら怒られるんじゃないか?

・こういうことをすると「バカなやつだ」と思われはしないだろうか?

・何もしてないとやる気がないと思われないだろうか?

・下手に提案して引き受けたら、同じ部署の人から「余計なことをしやがって」って思われないだろうか?

などなど

 

こういったことは 結果的にどういう行動をつくりだすのかというと

「逃避」「回避」

「反抗」「攻撃」

「無気力」「無関心」

などの行動を生み出してしまう。

もし、あなたの組織にこのような状態が見られたら それはもしかすると いやたぶん間違いなく組織の中に「恐れ」や「恐怖」がはびこっているんだとおもう。

 

少しの「恐怖」がもたらすもの

アメリカの心理学者のアーヴィング・ジャニスという人が実験をした結果によると

「恐怖による人の行動は、弱ければ弱いほど行動が増える」

という結論になっている(ものすごくざっくりいうと…)

つまり、強い恐怖であれば行動は減少し、弱い恐怖のほうが行動が増えるってことだね。

 

たぶん ほおっておいても 職場では恐怖って生まれるよね。

だから できるだけ安全な空気をつくって、でもある程度ピリッとしていて 「弱い恐怖」の職場をつくる必要があるんじゃないかな。

 

怖さや恐怖で、人を統制しようとしたらダメです。

副産物は決してよいものを生み出しません。

すこーしの怖さ(たぶん真剣さとか真面目さとかそういうもの)が一番よい状態なのです。

 

ということで、また次回!

 

 

 - コーチング どう活かしたらよいのか?, コーチング チームビルディング, 組織開発

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