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「モチベーションを保つには?」という問いについて

      2017/04/20

誰でもそうだろうけど、「やる気」というのはとても高いレベルにあるときもあれば、そうでないときもある。

やる気が持続する時間が長い(昔からずーっと飽きずにやっている)ことが、「好きなこと」なのか、もしくはやる気のテンションがもの凄く強いときがある(いったんハマると何時間やっても飽きない)ことが「好きなこと」なのか 意見がわかれるところだろうね。

ただ、僕は師匠に教えてもらったのは、

    「好みとは、時間内における行動の頻度であって、没頭しているさまは一種の興奮状態であって好みとは関係はない」

という話だった。

つまり、「1週間 毎日1時間ずつは本を読む人」は読書が好きな人で「ある本を1日ぶっとうしで読んだ人」はそのときに興奮していただけだという話だね。

まぁ、ぶっとうし読書を月イチ10年やってます的な話だと、また違うんだろうけど 要するに

「続けることができる → 結果的に「好きなこと」 → それがモチベーション高く保っている状態」

となるわけで、とりもなおさず モチベーションを上げるということは行動を続けていけるようにする と言い換えることもできるね。

つまり わたしたちが知りたいのは どんな感情や気分であれ 淡々といつもの行動をとることができ、そのおかげで高いパフォーマンスをたたきだすことができる方法だよね。

 

では、どうしたら やる気分が下がっているときでも行動を続けることができるのだろうか?

 

SL理論について

そこで ちょっと 下の図について解説してみる。

これは、SL理論(シチュエーション・リーダーシップ)といわれるものなんだけど、スタートは右側のS1って書いてあるところから見てほしい。

新入社員なんかをイメージするとわかるんだけど 最初は みんなやる気に満ち溢れている。

S1の状態は、何を頼んでも一生懸命やろうとするし、多少の失敗は覚悟の上だ。

スキルは低いがモチベーションは高い状態だよね。

 

しばらくすると、ある程度仕事はみえてくるけど、今度はいっこうにスキルがあがらない。そんなに簡単に仕事ができるようにはならない。相変わらず、先輩や上司に怒られたりやり直しが続いたりで、めげる。

スキルはあがってきたけど、モチベーションが低くなる。

S2の状態は、そんなとき、先輩が自分の経験を話してくれる。近い先輩の話は仕事のコツみたいなものを知るきっかけや、勇気づけになったりする

スキルは横ばいだけど、モチベーションは回復アップ傾向。

そして S3の状態は、回復してきたモチベーションをドライブにしながら、スキルがあがる。

スキルもあがる、モチベーションもアップ。

最後はS4の状態で、任せていくというイメージ。

と、こういう経緯をたどる可能性が高い。

つまり、スキルはわりとすこしずつでも右肩上がりにあがってくるけど、モチベーションは、

高い → 低い → 回復 → 上昇

という谷型、V字型をとるということだね。

つまり、一般的に モチベーションというのは、あがったりさがったりするのが当たり前で、その状態をシグナルにして どういった関与をするのかつかいわける必要があるってことだよ。

 

モチベーションは上がったり下がったりするわけで…

これが、逆説的なんだけど、メンバーや部下へ

「モチベーションを常に高い状態には保てない。そもそも、自然状態では上がったり下がったりする」

「そこで、リーダーや先輩が、接し方をつかいわけることで 結果的に平均するとわりと高いパフォーマンスになる」

という状態を目指す必要があるってことだね。

つまり、モチベーションを上げ続ける方法によって、行動を促進するんじゃなくて モチベーションがあがったりさがったりをみきわめてコントロールする…というのが結論なんだよね。

 

これを理解しているのといないのとでは、コーチングの成果が雲泥の差なんだよね。

その人が今どの状態にあって、どんなサポートを必要としているのか?がわからないと、コーチングの戦略が立てようがない。

例えば S2の状態であれば、本人への勇気づけや励ましが必要だけど、S3であればむしろ本人が他の人にうまく勇気づけや励ましができるようにしていく必要がある。

 

モチベーションを常に保つには?という問いかけは、わからないでもないけど そもそも上がったり下がったりするわけで 低い状態でも 続けることができるようにする必要がある。

とくに、後輩やチームメンバーへ関与するときは、理解が必要ですね… という話でした。

 

と、いうことで また次回!

 

 

 - コーチング チームビルディング, コーチング モチベーション, コーチング 質問

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